noflushd デーモンを走らせて、 長時間アクセスがない時は HDD をスピンダウンするように設定する *1。 さらに、余計なディスクアクセスがなるべく発生しないように、 いくつかの設定を行う。 これにより、以下のような効果が期待できる。
ただし、スピンアップを頻繁に行うと HDD の寿命を縮めるので、 玄箱をファイルサーバや Web サーバにしていて、 HDD を頻繁に読み書きしているような場合には、 この設定は行わない方が良いかもしれない *2。
noflushd のパッケージをインストール。
# aptitude install noflushd
インストール時の質問には、以下のように答える。
後で設定を変更する場合は /etc/default/noflushd を書き換える。
syslogd が1時間ごとに、以下のようなメッセージを /var/log/syslog に出力している *3。
-- MARK --
/etc/init.d/sysklogd に以下の設定を追加。
SYSLOGD="-m 0"
cron が15分ごとに、以下のようなメッセージを /var/log/syslog に出力している。
Sep 12 19:53:01 kuro-box /USR/SBIN/CRON[285]: (mail) CMD ( if [ -x /usr/lib/exim/exim3 -a -f /etc/exim/exim.conf ]; then /usr/lib/exim/exim3 -q ; fi)
とりあえず、/etc/cron.d/exim の以下の行をコメントアウト。
08,23,38,53 * * * * mail if [ -x /usr/lib/exim/exim3 -a -f /etc/exim/exim.conf ]; then /usr/lib/exim/exim3 -q ; fi
cron が1時間ごとに、以下のようなメッセージを /var/log/syslog に出力している。
Sep 5 20:17:01 kuro-box /USR/SBIN/CRON[538]: (root) CMD ( run-parts --report /etc/cron.hourly)
とりあえず、/etc/crontab の以下の行をコメントアウト。
17 * * * * root run-parts --report /etc/cron.hourly
Samba サーバをインストール した場合、 以下のファイルが頻繁に更新される。
さらに、ネットワークドライブへの割り当てを行うと、 以下のようなファイルも時々更新されてしまう。
これらのファイルを RAM ディスクに逃がすため、/etc/fstab に以下の設定を追加。
tmpfs /var/cache/samba tmpfs defaults 0 0 tmpfs /var/log/samba tmpfs defaults 0 0 tmpfs /var/run/samba tmpfs defaults 0 0
PHP をインストール した場合、 30分ごとにセッション破棄の処理が行われ、 以下のディレクトリやファイルへのアクセスが発生する。
/var/lib/php5 を RAM ディスクに逃がしてもダメなので、 この処理が1日1回だけ行われるように、/etc/cron.d/php5 を以下のように変更。
09 6 * * * root [ -d /var/lib/php5 ] && find /var/lib/php5/ -type f -cmin +$(/usr/lib/php5/maxlifetime) -print0 | xargs -r -0 rm
設定変更を有効にする。
# /etc/init.d/cron reload