Zend Framework のビュースクリプトを楽に書けるようにするコンポーネントです。
つまり、標準の Zend_View のビュースクリプトでは、
<?php echo $this->escape($this->foo) ?>
のように書かなければならないところを、このコンポーネントを使えば、
<?= $foo ?>
のように書くことができます。 Zend_View_Abstract クラスを継承しているので、Zend_View のメソッドやヘルパーもそのまま使えます。
アーカイブをダウンロードし、
include_path の通ったディレクトリで展開して下さい。
(Phtmlc/library のような各アプリケーションの library ディレクトリや、
ZendFramework-1.8.4/library ディレクトリなどで。)
$ cd ZendFramework-1.8.4/library $ tar xvfz Revulo_View_Phtmlc-0.6.tar.gz
このコンポーネントは ViewRenderer ヘルパー経由で登録して使います。 例えばブートストラップ (index.php) 中で、 フロントコントローラのインスタンスを作成した後に、 以下のように登録することができます。
$view = new Revulo_View_Phtmlc(); $viewRenderer = Zend_Controller_Action_HelperBroker::getStaticHelper('viewRenderer'); $viewRenderer->setView($view);
その他のタイミングで登録したい場合は、 ViewRenderer ヘルパーのマニュアル を参照して下さい。
使い方は標準の Zend_View と基本的に同じです。 ただし、表示の HTML エスケープがデフォルトで行われるので、 ビュースクリプトを書く際に、
(HTML エスケープしたい場合) <?= $foo ?> (HTML エスケープして欲しくない場合) <?php echo $foo ?>
のように使い分けて下さい。
標準の Zend_View のオプションに加えて、以下のオプションが設定できます。
設定するには、setCompilePath(), compileFragments() の各メソッドを用いるか、 コンストラクタのオプションで指定するかして下さい。
動作確認用に簡単なサンプルを用意しました。 アーカイブをダウンロードし、適当なディレクトリで展開して下さい。
$ cd Phtmlc $ tar xvfzp Revulo_Sample_Phtmlc-0.4.tar.gz
あとは http://…/Phtmlc/html/ のような URL にアクセスすれば試すことができます。
MIT ライセンスです。