最終更新: 2008-06-29 (日) 19:44:28
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CentOS 5 のテンプレートの作成

目次

仮想マシンの作成

仮想マシンの作成

メニューの File → New → Virtual Machine... を実行し、 以下のような設定で仮想マシンを作成。

Virtual machine configuration
Custom
Virtual machine format
New - Workstation 5
Guest operating system
Linux
Version
Red Hat Enterprise Linux 4
Virtual machine name
CentOS 5.2
Location
V:\VMware\CentOS 5.2
Processors
One
Memory
256 MB
Network connection
Use bridged networking
I/O adapter types
SCSI Adapters:
LSI Logic
Disk
Create a new virtual disk
Virtual Disk Type
SCSI
Disk capacity
Disk size (GB):
4.0
Allocate all disk space now.
チェックを外す
Split disk into 2 GB files
チェックを外す
Disk file
CentOS 5.2.vmdk

仮想マシンの設定変更

メニューの VM → Settings... を実行し、以下の部分の設定を変更。

  • Hardware タブ
DeviceSummary
Hard Disk 2追加 (Swap Space.vmdk)
Floppy削除
USB Controller削除
Audio削除
  • Options タブ
SettingsSummary
Shared FoldersDisabled
Guest IsolationDisabled, Disabled

Swap Space.vmdk は、Add... ボタンを押して以下のような設定で作成。

Hardware types
Hard Disk
Disk
Create a new virtual disk
Virtual Disk Type
SCSI
Disk capacity
Disk size (GB):
0.5
Allocate all disk space now.
チェックを外す
Split disk into 2 GB files
チェックを外す
Disk file
Swap Space.vmdk

vmx ファイルの修正

メニューの File → Remove from Favorites 及び File → Close を実行。

作成された vmx ファイルを以下のようにリネーム。

リネーム前Red Hat Enterprise Linux 4.vmx
リネーム後CentOS 5.2.vmx

CentOS 5.2.vmx の設定を以下のように追加、変更。

ethernet0.virtualDev = "e1000"
nvram = "CentOS 5.2.nvram"

Red Hat Enterprise Linux 4.vmsd というファイルは、 不要なので削除。

OS のインストール

仮想マシンの設定変更

メニューの File → Open... を実行して、上で作成した CentOS 5.2.vmx を選択。 メニューの VM → Settings... を実行し、ハードウェア構成の以下の部分を変更。

DeviceSummary
CD-ROMCentOS-5.2-i386-bin-DVD.iso

インストーラの実行

メニューの VM → Power → Power On を実行。質問には以下のように答える。

  • Language Selection
What language would you like to use during the installation process?
Japanese (日本語)
 
  • キーボード設定
このシステム用の適切なキーボードを選択します。
日本語
 
  • パーティション設定

「カスタムレイアウトを作成します。」を選択。

 
  • ディスクの設定

「新規」ボタンを押して、パーティションを以下のように作成。

パーティションの追加
マウントポイント/
ファイルシステムタイプext3
使用可能なドライブsda をチェック
サイズ (MB)
追加容量オプション最大許容量まで使用
基本パーティションにするチェックを入れる
パーティションの追加
マウントポイント
ファイルシステムタイプswap
使用可能なドライブsdb をチェック
サイズ (MB)
追加容量オプション最大許容量まで使用
基本パーティションにするチェックを入れる
 
  • ブートローダの設定
「GRUB ブートローダは、/dev/sda 上にインストールされます。」を選択。
デフォルト
チェックを入れる
ラベル
CentOS
デバイス
/dev/sda1
ブートローダパスワードを使用
チェックを外す
高度なブートローダオプションの設定
チェックを入れる
 
  • ブートローダオプションの設定
ブートローダの記録をインストールする場所
/dev/sda マスタブートレコード(MBR)
LBA32 の強制使用
チェックを外す
一般カーネルパラメータ
nosmp noapic nolapic divider=10 *1
 
  • ネットワークの設定
起動時にアクティブ
チェックを入れる
ホスト名
centos52.local
 
  • タイムゾーンの選択
マップ内で地域を選んでクリックしてください
アジア/東京
システムクロックで UTC を使用
チェックを外す
 
  • rootパスワードを設定
Root パスワード
******
確認
******
 
  • インストールパッケージの選択
追加タスク
Desktop - Gnome のチェックを外す
追加リポジトリ
チェックを外す
カスタマイズ
今すぐカスタマイズする
 
  • ソフトウェア選択のカスタマイズ
チェックを入れるパッケージ
  • 開発 > 開発ツール
チェックを外すパッケージ
  • アプリケーション > テキストベースのインターネット
  • ベースシステム > ダイヤルアップネットワークサポート
  • ベースシステム > ベース > firstboot-tui

インストール後の設定

アカウントの作成

ユーザID 1000、グループ users のユーザ revulo を作成。

# useradd -u 1000 -g users revulo
# passwd revulo

ユーザ revulo を wheel グループに追加。

# usermod -G wheel revulo

wheel グループに属するユーザだけが su コマンドで root になれるように設定する。 /etc/pam.d/su の以下の行のコメントを解除。

#auth		required	pam_wheel.so use_uid

wheel グループに属するユーザが sudo コマンドを使えるように設定する。 visudo コマンドを実行し、/etc/sudoers の以下の行のコメントを解除。

# %wheel	ALL=(ALL)	ALL

yum の設定

大量にメモリを消費する yum-updatesd の使用をやめる。

# /etc/rc.d/init.d/yum-updatesd stop
# yum -y remove yum-updatesd

fastestmirror プラグインをインストール

# yum -y install yum-fastestmirror

パッケージをアップデート。

# yum -y update

yum-updatesd の代わりに yum-cron をインストール。

# yum -y install yum-cron
# chkconfig yum-cron on

/etc/sysconfig/yum-cron の設定を以下のように変更。

CHECK_ONLY=yes

SSH の設定

/etc/ssh/sshd_config の設定を以下のように変更。

PermitRootLogin no

SELinux の無効化

/etc/sysconfig/selinux の設定を以下のように変更。

SELINUX=disabled

IPv6 の無効化

/etc/sysconfig/network の設定を以下のように変更。

NETWORKING_IPV6=no

/etc/modprobe.conf に以下の設定を追加。

alias ipv6 off
alias net-pf-10 off

prelink の無効化

/etc/sysconfig/prelink の設定を以下のように変更 *2

PRELINKING=no

不要なデーモンの停止

以下のコマンドを実行。

# /sbin/chkconfig acpid off
# /sbin/chkconfig cups off
# /sbin/chkconfig gpm off
# /sbin/chkconfig ip6tables off
# /sbin/chkconfig kudzu off
# /sbin/chkconfig smartd off

仮想コンソールの削除

/etc/inittab の以下の行をコメントアウト。

2:2345:respawn:/sbin/mingetty tty2
3:2345:respawn:/sbin/mingetty tty3
4:2345:respawn:/sbin/mingetty tty4
5:2345:respawn:/sbin/mingetty tty5
6:2345:respawn:/sbin/mingetty tty6

VMware Tools のインストール

メニューの VM → Install VMware Tools... を実行し、 以下のコマンドを実行。

# mount /dev/cdrom /media
# cd /dev/shm
# tar xvfz /media/VMwareTools-5.5.7-91707.tar.gz
# umount /media

VMware Tools のインストーラを起動。

# cd vmware-tools-distrib
# ./vmware-install.pl

インストール時の質問には、以下の2つの質問を除き、デフォルトで答える。

None of the pre-built vmhgfs modules for VMware Tools is suitable for your
running kernel.  Do you want this program to try to build the vmhgfs module for
your system (you need to have a C compiler installed on your system)? [yes] no
None of the pre-built vmxnet modules for VMware Tools is suitable for your
running kernel.  Do you want this program to try to build the vmxnet module for
your system (you need to have a C compiler installed on your system)? [yes] no

VMware Command Line Tools のインストール

VMware Command Line Tools をインストール。

# cd /dev/shm
# wget http://chitchat.at.infoseek.co.jp/vmware/vmw-060510.tar.gz
# tar xvfz vmw-060510.tar.gz
# cp vmw/Linux-FC4/vmw /usr/local/sbin/
# cp vmw/Linux-FC4/vmshrink /usr/local/sbin/

スナップショットの作成

ディスクの圧縮

以下のコマンドを実行。

# vmshrink

仮想マシンの設定変更

仮想マシンをシャットダウン。

メニューの VM → Settings... を実行し、ハードウェア構成の以下の部分を変更。

DeviceSummary
CD-ROMAuto detect

メニューの File → Close を実行して、仮想マシンを一旦閉じる。 vmx ファイルの設定を以下のように追加、変更。

tools.syncTime = "TRUE"

スナップショットの作成

メニューの File → Open... を実行して、CentOS 5.2.vmx を選択。 メニューの VM → Snapshot → Take Snapshot... を実行し、 template という名前でスナップショットを取る。

*1 ゲスト OS が Linux 2.6 の場合は時計が大幅に狂うので、それを防ぐための設定。
*2 コンパクトな仮想マシンを作るのに prelink は邪魔なため。

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