PukiWiki では、Wiki のテキストから html への変換を、 ページへのアクセスがある度に行っている。 この方法は、 整合性が保たれてディスクの消費も少なく済む一方で、 表示速度を低下させ Web サーバーにも負荷をかける。 本来、この変換作業はページ更新時にのみ行えば済むはずであり、 どちらかというと無駄な作業をしていると言える。
この問題点を改善するために、 Convert_Cache を導入し、 キャッシュを利用した高速化が行われるようにする。 ここでは、使用条件が比較的簡単な type = body のモードで利用する。
Convert_Cache のページから アーカイブをダウンロードし、lib ディレクトリにて展開。
$ cd ~/public_html/pukiwiki/lib $ unzip convert_cache.1.0.0.zip
残りのインストール作業をまとめて行うための パッチ をダウンロードし、以下のコマンドを実行。
$ cd ~/public_html/pukiwiki $ tar xvfzp pukiwiki-1.4.7_convert_cache.tar.gz $ patch -p0 < pukiwiki-1.4.7_convert_cache.diff
このパッチは、内部的には以下の作業を行っている。
lib/convert_cache/convert_cache.ini.php の設定を以下のように変更。
define('CONVERT_CACHE_STATUS', false);
:config/Convert_Cache ページの *plugin に以下の設定を追加。
|ls2_1 |1_dir | #ls2_1([$page [,...]]) | |lsx |0_dir | #lsx([prefix=$page][,...]) |