Debian でクロスコンパイルを行うために必要なパッケージをインストールし、 クロス開発環境を構築する。 ただし、PowerPC をターゲットとする i386 用のパッケージしか用意していないので、 他のアーキテクチャ用のパッケージが欲しい場合は、 クロスコンパイル用パッケージの作成 のページを参考に自分で用意して欲しい。
Revulo のファイル置き場 から、 以下のファイルをダウンロード。
他のバージョンの gcc を使いたい場合は、 クロスコンパイル用パッケージの作成 のページを参考に、自分でパッケージをビルドすること。
依存性を解決するために、binutils のパッケージをインストール。
# aptitude install binutils
以下のコマンドを実行し、クロスコンパイル用の binutils のパッケージをインストール。
# dpkg -i binutils-powerpc-linux_2.15-6_i386.deb
以下のコマンドを実行し、クロスコンパイル用の libc のパッケージをインストール。
# dpkg -i libc6-powerpc-cross_2.3.2.ds1-22sarge4_all.deb \ > libc6-dev-powerpc-cross_2.3.2.ds1-22sarge4_all.deb \ > libdb1-compat-powerpc-cross_2.1.3-7_all.deb \ > linux-kernel-headers-powerpc-cross_2.5.999-test7-bk-17_all.deb
セルフコンパイル用の gcc, g++ のパッケージをインストール *1。
# aptitude install gcc # aptitude install g++
以下のコマンドを実行し、クロスコンパイル用の gcc のパッケージをインストール *2。
# dpkg -i gcc-3.3-powerpc-linux_3.3.5-13_i386.deb \ > cpp-3.3-powerpc-linux_3.3.5-13_i386.deb \ > libgcc1-powerpc-cross_3.4.3-13sarge1_all.deb
C++ も使いたい場合は、以下のパッケージもインストール。
# dpkg -i g++-3.3-powerpc-linux_3.3.5-13_i386.deb \ > libstdc++5-3.3-dev-powerpc-cross_3.3.5-13_all.deb \ > libstdc++5-powerpc-cross_3.3.5-13_all.deb
単にクロスコンパイルするだけでなく deb パッケージを作成したい場合は、 以下の作業も行う。 パッケージ作成に用いるスクリプトをインストール。
# aptitude install devscripts # aptitude install dpkg-cross # aptitude install lintian
/etc/apt/sources.list の以下のような deb-src の行のコメントを外す。
#deb-src http://…/ stable main contrib non-free
パッケージのリストを更新。
# aptitude update